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CES Innovation Awards / 2024—2026

Beyond AI:
What comes next?

AIが増えていること自体は、もはや驚きではありません。では、AIの広がりとともに、製品を説明する言葉はどう変わっているのか。CES Innovation Awards 2024–2026の公開情報から、1,381製品の説明文を横断的に分析しました。

01 / AI PREVALENCE

AI is becoming the baseline.

まず確認したのは、製品説明の中でAI関連の表現が使われる割合です。本分析の判定ルールでは、2024年の30.1%から、2025年43.1%、2026年56.6%へ上昇しました。

2024

30.1%

142 / 472 products

2025

43.1%

197 / 457 products

2026

56.6%

256 / 452 products

ここでの「AI関連」は、製品説明文にAIや関連表現が含まれるかをTANEMK LABS独自のルールで判定したものです。CESの公式カテゴリ分類とは異なります。

02 / RISING WORDS

Look beyond the word “AI.”

次にAIそのものを示す表現を分析対象から外し、2024年から2026年にかけて製品説明で使われる割合が伸びた言葉を抽出しました。単純な出現回数ではなく、「その言葉を含む製品が各年の何%を占めるか」で比較しています。

Word202420252026Change
personalized6.1%8.1%13.9%+7.8pt
modular1.7%3.5%9.3%+7.6pt
accuracy3.2%3.5%10.0%+6.8pt
scalable0.8%0.2%7.5%+6.7pt

上表は分析結果を読みやすくするため、特徴的な上昇語を抜粋しています。一般的な動詞など、技術・製品トレンドの解釈に寄与しにくい語は掲載していません。

03 / FROM WORDS TO CONCEPTS

The signal is clearer in groups.

個々の単語だけでは、同じ方向を向いた変化が分散して見えます。そこで上昇語と周辺語を意味の近いグループに整理し、各概念に該当する表現を1つ以上含む製品の割合を再集計しました。同じ製品に複数の関連語があっても、その概念では1製品として数えています。

Concept20242025202624→26
INTEGRATION & SCALABILITY17.6%27.4%49.6%+32.0pt
TRUST & SAFETY26.1%29.3%49.1%+23.1pt
INTERACTION & ACCESSIBILITY17.8%24.7%38.1%+20.3pt
MONITORING & DETECTION30.9%35.7%45.8%+14.9pt
AUTONOMY6.4%9.0%17.5%+11.1pt
PERSONALIZATION10.6%14.0%21.7%+11.1pt

概念グループはCESの公式分類ではなく、本分析のためにTANEMK LABSが設定した分析上のまとまりです。境界が一意に定まるものではないため、数値は概念間の相対的な変化を捉えるための指標として扱っています。

04 / AI CO-OCCURRENCE

These themes are increasingly appearing with AI.

さらに、それぞれの概念に該当した製品のうち、AI関連表現も同時に含む割合を確認しました。Personalizationでは46.0%から72.4%、Autonomyでは43.3%から69.6%へ上昇しています。

01

Personalization

AIとの共起率:46.0% → 72.4%

02

Autonomy

AIとの共起率:43.3% → 69.6%

03

Interaction

AIとの共起率:36.9% → 65.7%

04

Trust & Safety

AIとの共起率:35.8% → 60.8%

05 / WHAT THE DATA SUGGESTS

From AI adoption to implementation quality.

01

Integration is becoming part of the value proposition.

Integration & Scalabilityの伸びは、単に高度な技術を持つだけでなく、既存環境へ組み込み、広げていけることが製品説明の中で強調されるようになった可能性を示しています。

02

Trust matters as capability expands.

Trust & Safetyも大きく上昇しました。AIや自律化が製品に入り込むほど、accuracy、reliability、safetyといった「任せられる理由」を伝える重要性も増していると考えられます。

03

AI is enabling more personalized and autonomous products.

PersonalizationやAutonomyは、概念自体の増加に加えてAIとの共起も高まっています。これらを独立したブームと見るより、AIの普及とともに実装可能性が広がっている動きとして見る方が自然です。

04

The competition may be moving beyond “AI-powered.”

今回の分析から見えるのは「AIの次の技術が一つ登場した」という単純な構図ではありません。AIを現実の製品として成立させるための統合性、信頼性、操作性、個別最適化へ、訴求の重心が広がっている可能性があります。

NEXT QUESTION

What problems is CES trying to solve?

次回は製品が解こうとしている課題に着目し、CES Innovation Awardsの説明文から「社会課題」の変化を読み解きます。